バンドでやる予定の新しい曲をYouTubeに投稿しました。「新しい扉」という曲名です。
珍しくメジャーキーの曲で、歌詞も支離滅裂系ではない。いかにも普通の歌詞だと思う。
ボーカルのリズムを取るのが難しい曲だった。ブレスのタイミング的にリズムが走り気味になってしまう。それに歌いなれた曲やよく聴く曲なら歌詞を暗記していても新しい曲だと歌詞覚えてないから、歌詞思い出したり確認したりしている間にドラムやベースの音を聞き逃しているので、リズムがズレやすい。最初のボーカルは走りすぎて、撮りなおしも面倒なのでギターの伴奏の一部を1/32拍前に移動して調節した。普通に、良く聴けばバレる違和感あるけど。というか1/32拍もズレるというのは重症である。リテイクではなく誤魔化しを選んだ数時間前の自分にリテイクしなさいと言いたい。
歌の音程もリズムもまだまだ駄目だ。練習いっぱいしないと。音階練習もした方がいいのだろうか。まあ音程はちょっとましになってきて、これもほぼ一発で撮って音程そんなにズレてないけれど。リズムもしっかりしないといけない。歌のリズムってどうやったらよくなるんだろう。単に音符に正確に忠実に声出すだけじゃない、全身の体感の問題があるような気がする。ボーカリストみたいに体動かしながら半ばダンスしながら歌ったら歌のリズムよくなりそうだ。なんにしてもリズムも音程も、とにかくバックで鳴っている音と自分の発声を同時にしっかり聴きながら歌うのは大事だろうと思う。
発声に関しては、エフェクトや加工はリバーブかけた以外はまったくしていないし、相変わらず3500円のマイク使っているわりには、しっかり声出てるように聴こえるから問題ないかな。でもソの音でも多少苦しそうにしてるくらい音域が危ういけど。ラを普通に出せてソは余裕があるくらいがいい。この曲も最初はGメジャーで作ったけど、高いから2つ下げてFメジャーにしたのだが、あんまりラを出せないと男声の場合つくって歌える曲のキーがそのメロディが持ちうるキーに比して限定されてしまう。
一応はギターボーカルをやるのだから、歌もちょっとづつ極めていきたい。この年から歌唱力が上がるのか不明であるが、仮にこの年でギター思いっきり練習したらギターは明らかに上達するのだから、歌も思いっきり練習したら楽器と同じようにすごいよくなるかもしれない。
作曲については歌詞は苦戦してやっと出てきたけど、コード進行とか音符の並びは流れ作業のように一瞬でできたやっつけな曲な気がする。間奏のヴァイオリンのフレーズは、サビメロに後で重ねる意図で作ったので、対位法や和声法を意識しないとなかなかちゃんとした対旋律としてのメロディにならないから、その点だけ一部苦しんだけど。そして諦めて、和声法に則って無難に音符選んだらなんでもない音符の流れがあるだけになってしまった。サビメロと重ねる対旋律としてのメロディ作りは難しい。サビの他の音との調性もとらないといけない。その和声的束縛と対位法的方法の枠組みのなかで訴えかけるような複雑性や意匠のあるメロディを探り当てるのは数学的に限られてくる。まぁ、イントロや間奏のフレーズとサビを重ねる必要はとくにないけど。
曲作って録音してみたけれど、思い返してみたり何度もできたものを聴いたりすると、課題が山積みだ。何よりバンドやるのにギターがストロークをなんとなく入れているだけなのが残念で、ここを頑張らないとバンドのギターとしては成長しない。弾き方工夫したり、リフっぽくしたり、リードをしっかりと入れたり、色々しないとギターが面白くないし、ギターが面白くないバンドは、経験的に、相当メロディが良く歌が上手くない限り、つまり曲と言うより歌として映えない限りは、バンドサウンドがつまらなく感じてしまう。
色々とやりたいこと、改善したいこと、頑張りたいことあるけど、私の最近の音楽の中の好きな部分の偏向として、メロディに重点を入れて聴いたり作ったりしている(要するにメロディフェチだ)ので、特に、作曲の時とにかくいいメロディをつくることを心がけたい。ポップでキャッチーでナチュラルに入ってきて心に訴えかける旋律を書けるメロディメーカーになりたい。小室さん、ミスチル桜井さん、宇多田ヒカルは日本においてはメロディメーカーとして天才だと思う。バンドでやる曲調はポップを目指しているわけではないが、歌メロはポップぽさを捨てずに行く予定。ロックのようなギターリフやリードギターでがんがん押すパワーのあるサウンドではなく、良い感じの歌メロのフォークをちょっとディストーションしたような音を目指そうと思っている。というわけで新しいバンドがんばりたい!
新しい扉
今はじまる世界 その風には雲が
きっと明日の幸せを 描いていたらいい
過ぎ去った日々を 思い出して
歌声と涙 もう止まらない
君がくれたね 宝物
その輝きそっと もう閉じ込めて
悲しみ抱いて泣いてた夜に
記憶の中に逃げていたけど
この命はまだ 求めてるから
あの扉を開き そっと未来を探し
夢 希望を追いかけて 青空 眺め
今はじまる世界 その風には雲が
きっと明日の幸せを 描いていたらいい
街角の花 見つめてた
ちょっとだけ今日は こう泣いている
戻らないあの日にさよならを
今もまだきっと思い出すけど
この命の火を 消さないように
愛していた君の 面影には涙
でも新しい日々を 心が求め
もう会えないけれど そっと幸せ願い
まだ見たことない空に 想いを並べたよ
悲しみ抱いて泣いてた夜に
記憶の中に逃げていたけど
この命はまだ 求めてるから
あの扉を開き そっと未来を探し
夢 希望を追いかけて 青空 眺め
今はじまる世界 その風には雲が
きっと明日の幸せを 描いていたらいい